本人確認で守る、安心・安全な投資体験——eKYC必須化の舞台裏と導入までの長い道のり、そしてお客様からいただいた貴重なフィードバックについて詳しく解説します。

本人確認で守る、安心・安全な投資体験——eKYC必須化の舞台裏と導入までの長い道のり、そしてお客様からいただいた貴重なフィードバックについて詳しく解説します。

SYLAでは、2025年4月よりすべてのお客様にeKYC(電子本人確認)を必須化しました。この決断の背景には、お客様の大切な資産を守りたいという強い思いがあります。今回は、プロダクトマネージャーの田中と、エンジニアリングリードの山本に、導入までの道のりと、お客様からいただいたフィードバックについて話を聞きました。

「全員必須」という決断に至った経緯

——まず、eKYC必須化を決めた背景を教えてください。

田中:きっかけは、2024年に業界全体で発生した不正アクセス被害でした。他社事例ではありましたが、本人確認が不十分なアカウントが狙われたケースが多く、「これは対岸の火事ではない」と感じました。

山本:技術的な観点からも、従来の書類郵送による本人確認には限界がありました。偽造書類のリスク、確認完了までのタイムラグ、そして何より、その間にお客様をお待たせしてしまう。eKYCなら、これらの課題を一気に解決できると考えました。

「任意」ではなく「必須」にこだわった理由

——他社では任意導入のケースもありますが、SYLAでは必須にしました。

田中:正直、社内でも議論がありました。「ハードルが上がってコンバージョンが下がるのでは」という声もあった。でも、私たちが守りたいのは数字ではなく、お客様一人ひとりの資産と信頼です。

山本:任意だと、セキュリティ意識の高いお客様だけが利用して、本当に守るべき層が未対応のまま残ってしまう。全員必須にすることで、初めて「安心・安全な投資体験」を全てのお客様に届けられると考えました。

導入までに乗り越えた3つの壁

——実際の導入では、どのような課題がありましたか?

山本:大きく3つの壁がありました。

  • 技術的な信頼性:顔認証の精度、なりすまし検知、システムの安定性。99.9%の稼働率を目標に、冗長構成やフェイルオーバーを徹底しました。
  • ユーザビリティの確保:セキュリティを高めつつ、操作は簡単に。何度もユーザーテストを重ね、「3タップで完了」を実現しました。
  • 多様なお客様への対応:スマートフォンをお持ちでない方、高齢のお客様。オフラインでの代替手段も用意し、誰一人取り残さない設計を心がけました。

お客様からいただいた声

——導入後、お客様からはどのような反応がありましたか?

田中:正直、厳しいご意見もいただきました。「面倒になった」「今まで通りでいいのに」という声です。でも、その一方で、こんなメッセージもいただいたんです。

「以前使っていた投資サービスで不正被害に遭った経験があります。SYLAさんがここまで本人確認を徹底しているのを見て、安心して資産を預けられると感じました」

山本:エンジニアとして、こういった声をいただけるのは本当に嬉しい。苦労した甲斐がありました。

今後の展望——「守り」から「攻め」へ

——最後に、今後の展望を教えてください。

田中:eKYCは「守り」の施策ですが、ここで培った本人確認基盤は「攻め」にも活用できます。例えば、本人確認済みのお客様限定の特別プランや、よりスムーズな取引体験の提供など。セキュリティと利便性を両立した新機能を、続々とリリースしていく予定です。

山本:技術的には、AIを活用したさらなる不正検知の強化、多要素認証の拡充なども検討しています。お客様に「SYLAを選んでよかった」と思っていただける、そんなサービスを作り続けていきたいですね。


SYLAでは、プロダクトマネージャー、エンジニアなど、お客様の安心・安全を一緒に守る仲間を募集しています。セキュリティやUXに興味のある方、ぜひお気軽にご連絡ください。